セルビア共和国ベオグラード市廃棄物管理・発電PPP(官民連携)事業は最新の技術を用い、EUの厳格な環境基準を遵守しています。環境対策が適切になされたうえで廃棄物、埋立メタンガスをクリーンエネルギーとして活用、電力・熱供給を行います。

広さ42ヘクタールにも及ぶベオグラードの既存の廃棄物最終埋立処分場は1977年に開設されました。世界に残存する50の不適切な管理下にある巨大埋立場の1つに挙げられ、ヨーロッパでは唯一残されたオープンダンプサイトです。既存埋立場の閉鎖により、人々の生活によって極めて重要な大気・土壌・水質の保護・改善に大きく貢献します。

Vinca landfill

BEO ČISTA ENERGIJA社がベオグラード市とのパートナーシップのもと推進する廃棄物管理・発電PPP(官民連携)事業は、同国喫緊の環境・社会問題の一つとなっている既存廃棄物埋立場の閉鎖・緑緑地化を行い、適切な管理を行う事でその問題を解決に導くというものです。ドナウ川沿いに位置するVinča廃棄物埋立場には、ベオグラード市からの年間約70万トンの一般廃棄物と建設廃棄物が運び込まれ、廃棄されており、その高さは80メートルにもおよびます。この最終埋立場は、その地域の土壌・大気・水質だけでなく、そこで働く人々や近隣地区に住んでいる人々の健康にも悪影響を及ぼしています。この約42ヘクタールにも及ぶ廃棄物埋立場は適切な処理がなされ、閉鎖されたうえで、最新の廃棄物処理センターに生まれ変わります。廃棄物処理発電設備、浸出水(汚染水)処理設備、と埋立ガス回収システムを備えた管理型埋立処分場、建材廃棄物のリサイクル処理ユニットはどれも最も厳しいEUの規制に準拠しています。

セルビア共和国ベオグラード市廃棄物管理・発電PPP(官民連携) 事業は、国連の持続可能な開発目標(SDGS)のうち少なくとも7つの目標に貢献をします。

浸出水処理によって、長年に渡りひどく汚染されてきた周辺の水質を改善
クリーンエネルギーによる年間216GWhの電力と熱を供給
廃棄物処理センターにおける危険な労働環境の改善
160万人以上を対象とする持続可能な廃棄物処理システムの確立
責任ある消費と生産
環境への好影響:220万本の新規植林に相当する年間25万トンのCo2相当の温室効果ガスの削減
全長6㎞に及ぶ緑地帯の導入による地域生物多様性の向上、保護
セルビア初の大型廃棄物官民連携事業
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